開発の歩み

灰なう 開発の歩み — いま使える機能と、いつ入ったか

公開: 2026年9月30日 / 更新: 2026年9月30日 / 書いた人: まえちん(かごいと運営者)

灰なうに入れてきた機能を、日付の新しい順に並べました。途中で取り下げた設定などは外し、いま実際に使える機能だけを載せています。

画面はすべて本番の灰なうで撮ったものです。噴火の場面は、2026年9月29日19時28分に実際に起きた噴火と、同じ日の17時に気象庁が発表した定時の降灰予報を読み込ませて再現しました。登録地点には、例として公共施設を使っています。

なぜそう作ったのか、どこでつまずいたのかは制作ノートに書いています。こちらは「いつ、何ができるようになったか」の記録です。

いまの灰なう(2026年9月30日時点)
対象桜島(鹿児島市・桜島周辺向け)
登録できる地点最大3か所(アカウント登録は不要)
通知のきっかけ噴火の観測報/降灰予報の速報・詳細/定時予報で風下に入ったとき
情報の出どころ気象庁の防災情報XML(5分おきに確認)

2026年9月

改善

灰の片づけ方・克灰袋のもらい方へのリンクを追加

ページ下部から、灰の片づけ方と克灰袋のもらい方(鹿児島市)のガイドへ進めるようにしました。灰が降ったあとのことも、同じ場所から調べられます。

2026年8月

改善

噴火の通知を「規模」と「火口からの距離」で決めるように

爆発、または噴煙が1500m以上と確認できた噴火は、降灰の予想エリア全体へ通知します。それより小さな噴火は、火口から20km以内の地点に絞って通知します。あわせて、通知の条件を「登録地点が降灰の予想エリアに入ったら通知する」の一本にまとめました。決め方の根拠は制作ノートに書いています。

新機能

噴火の前でも、風下に入った瞬間に通知

定時の降灰予報で、登録地点が「もし噴火したら灰が降る範囲」の外から中へ変わったときに、一度だけ「風下に入りました」と知らせます。範囲に入っている間は、3時間ごとの予報のたびに鳴らすことはしません。

新機能

「この先の風下」で、いつ風下になるかが分かる

登録地点ごとに、最大18時間先までのどの時間帯が降灰の想定エリアに入るかを、帯で並べて見せるようにしました。洗濯物を干す前や、車を停める場所を決めるときの目安になります。

「この先の風下」の表。垂水市役所・鹿児島中央駅・鹿屋市役所の3地点について、18時から翌9時までの3時間ごとの枠が並び、予想エリアに入る時間帯に色が付いている。
鹿児島中央駅は、夜0時から風下に入る予想。

新機能

噴火そのものを知らせる

桜島の噴火の多くでは、降灰予報の速報が出ません。そこで、気象庁の「噴火に関する火山観測報」も読んで、噴火が起きた時点で知らせるようにしました。画面の上には噴火の時刻・噴煙の高さ・流れる向きを出し、登録地点ごとに「灰に注意」「この先注意」を判定します。

噴火直後の灰なうの画面。垂水市役所と鹿屋市役所は「灰に注意」、鹿児島中央駅は「この先注意 9/30 0時ごろから降灰の予想」。その下に「桜島で噴火が発生 19:28発生・噴煙 火口上1600m・噴煙は南西へ流れています」と表示されている。
2026年9月29日19時28分の噴火から12分後の画面(実際のデータで再現)。

改善

通知が止まっていたら、画面で知らせる

通知を有効にしていても、ブラウザ側の事情で届かなくなっていることがあります。その状態をサーバー側で見つけたときは、画面に知らせて、もう一度有効にする手順を案内します。

改善

「もし噴火したら」の想定と、実際の降灰を分けて表示

桜島では、噴火の前から3時間おきに定時の降灰予報が出ています。これは「噴火した場合」の想定なので、画面では「風下です/噴火した場合、降灰の想定エリア」と書き分け、いま灰が降っているわけではないことを添えるようにしました。判定も、いまの時間帯に絞っています。

噴火前の灰なうの画面。3地点それぞれに「風下です」と表示され、「噴火した場合、降灰の想定エリア」と添えられている。
降灰予報の欄。定時予報の見出しと、「これは噴火が発生した場合の想定エリアです」という注記、時間帯のスライダー、灰色の想定エリアと登録地点が描かれた地図。
時間帯のスライダーで、3時間ごとの想定エリアを地図で切り替えられる。

2026年7月

新機能

小さな噴石の予想エリアも通知

降灰予報の速報・詳細に含まれる「小さな噴石」の予想エリアに登録地点が入ったときは、夜間の設定にかかわらず、頑丈な建物の中など安全な場所へ移るよう知らせます。

新機能

予報の取り消しと、翌朝のまとめ

気象庁が予報を取り消したときは、元の通知を受け取った人にだけ「取り消されました」と知らせます。夜間の設定で見送った通知は捨てずに取っておき、翌朝7時に1通にまとめて届けます。

改善

通知履歴の表示と、同じ地点の二重登録の防止

これまでに届いた通知を画面で見返せるようにしました。また、すでに登録した地点から300m以内の場所は、同じ地点として登録を止めます。降灰予報のエリアは約2km単位なので、それより近い地点は判定がほぼ同じになるためです。

新機能

灰が来る時間帯の目安を表示

画面と通知に、登録地点に灰が来る見込みの時間帯(「0時ごろから」など)を出すようにしました。

新機能

夜間(22時〜7時)は多量の灰だけ通知

夜間の設定を有効にすると、22時から7時までは多量の灰に絞って通知します。噴火の観測報、降灰予報の速報、小さな噴石は、時間を問わずお知らせします。

「夜間(日本時間 22:00〜7:00)は多量のみ通知する」のチェックボックスと、その説明。

改善

ダークモードに対応

端末をダークモードにしていると、灰なうも暗い配色で表示します。夜に開いてもまぶしくありません。

ダークモードで表示した灰なう。暗い背景に、地点ごとの判定と噴火の知らせが表示されている。

2026年6月

新機能

登録しなくても、現在地ですぐ確認

地点を登録する前でも、「現在地で今すぐ確認」を押すと、いまいる場所に灰が来ているかをその場で判定します。気に入ればそのまま登録して、次から通知を受け取れます。あわせて、ホーム画面への追加の案内、テスト通知、家族や友だちに教えるボタンを入れました。

「00 まずは現在地でチェック」の欄。「現在地で今すぐ確認」のボタンの下に、「現在地に灰のおそれ」という結果と、「この地点を登録して、次回から自動で通知を受け取る」ボタンが出ている。

公開

灰なうを公開

気象庁の降灰予報のエリアと、登録した地点(自宅・職場など最大3か所)を突き合わせ、地点が予想エリアに入ったときだけWeb Pushで通知するサービスとして公開しました。地点は住所の検索か現在地で登録でき、アカウント登録は要りません(iPhone・iPadはホーム画面への追加が必要です)。

「01 地点を登録」の欄。垂水市役所・鹿児島中央駅・鹿屋市役所の3地点が登録され、3/3件と表示されている。
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